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家づくりの手引き

耐震住宅の基礎知識:地震に強い構造と設計のポイント

公開:2025.02.19 更新:2025.02.19
耐震住宅の基礎知識:地震に強い構造と設計のポイント

日本は世界有数の地震大国といわれ、住宅を建てる際は耐震性が最重要課題の一つとなります。いざ大きな地震が起こったとき、自宅が倒壊のリスクを抱えていれば、家族の安全はもちろん、生活基盤も一気に崩れてしまうでしょう。

そこで本記事では、耐震等級・制振・免震それぞれの特徴や、熊本地震から学ぶ基礎補強、そして長期メンテナンスで安心を持続させる視点を事例とともに紹介します。

これから家づくりを検討する方は、ぜひ最後までご覧いただき、長期的な安全を手に入れるヒントをつかんでください。

耐震等級・制振・免震の違い

耐震等級

日本は地震が多発する国であるため、住宅を建てる際には「どの程度の耐震性能を確保するか」が非常に重要なテーマとなります。その指標として近年よく耳にするのが、耐震等級制振構造免震構造です。いずれも地震から家族や財産を守るための設計手法ですが、それぞれに目的や効果が異なります。ここではまず、耐震等級・制振・免震の基本的な考え方を整理してみましょう。

耐震等級とは

一般的に、建築基準法で求められる最低限の耐震性能が耐震等級1に相当するとされます。そこから一段階上がった耐震等級2は、公共性のある施設(学校や病院など)に適用される水準。そして、そのさらに上をいく耐震等級3は、消防署や警察署のように災害時の拠点となる建物で採用されるレベルの強度です。耐震等級が高いほど、大地震の揺れに対して倒壊や大きな損傷のリスクが低減するメリットがあります。

制振構造

建物内部にダンパー制振材を組み込み、揺れを吸収・減衰させる仕組みです。耐震構造との大きな違いは、耐力壁や柱などで地震エネルギーに「耐える」だけでなく、揺れそのものを減衰させる点。これにより、繰り返しの余震や中規模の地震などにも効果を発揮し、建物の損傷を抑えやすいと言われています。

免震構造

建物の基礎部分と地盤を切り離し、積層ゴム免震装置を挟むことで、地盤が揺れても建物自体には直接的な振動を伝えにくくする仕組みです。大きな地震ほど「免震効果」がはっきり現れ、建物内部の家具転倒やガラス破損を大幅に抑えられる可能性があります。ただし、コストが高くなることや、設計の自由度がやや制限される面もあるため、施主の予算や立地条件に合わせた検討が必要です。

こうした違いを踏まえたうえで、「自分の家にはどの方式が合っているのか」を考えることが、地震に強い住宅をつくる最初のステップとなります。

耐震等級3で安心感アップ

安心

耐震等級3を選ぶメリット

前述のとおり、耐震等級3は消防署や警察署など防災の要となる施設と同レベルの強度を備えるため、一般住宅においても大地震時の倒壊リスクを最小限に抑えやすいという安心感があります。さらに、耐震等級3を取得している住宅は、地震保険料の割引が適用される場合があるほか、将来的に資産価値を保ちやすいというメリットも。中古市場でも「耐震等級3の家だから」という理由で買い手がつきやすいケースが見受けられるようです。

設計段階でのコスト差

耐震等級を上げるには、壁量を増やす金物の強度を高める、あるいは構造計算をさらに厳密に行うなどの対応が必要になります。そのため、耐震等級2から3へランクアップさせるには初期費用が増える傾向にあります。しかし、補助金制度や将来的な地震保険料の割引、万が一の地震被害リスク低減などを総合的に考慮すると、トータルで見れば費用対効果が高い投資と評価する人も多いようです。

実際の強度試験データ

耐震等級3の住宅が大地震に耐えた実例は、行政や研究機関、住宅メーカーによるシミュレーションや振動実験でも示されています。震度7クラスの揺れを模擬した試験で、等級3の家が大きな損傷なく持ちこたえたという報告もあり、施主にとっては説得力のある根拠となるでしょう。現実の地震では地盤条件や余震の頻度など複雑な要因が絡みますが、それでも耐震等級3を選ぶことで得られる安心感は大きいと言えます。

ダイワハウスの耐震実例

ダイワハウス 耐震診断

引用元:ダイワハウスHP

耐震構造に力を入れている大手ハウスメーカーの一つが、ダイワハウスです。同社は独自の工法や実験施設を備えており、耐震技術を継続的にアップデートしているのが特長。ここでは、ダイワハウスの代表的な耐震実例を見ていきましょう。

独自工法と地震実験施設

ダイワハウスが開発したXEVO(ジーヴォ)シリーズは、高強度フレームや制振ダンパーを採用し、地震エネルギーを効率的に分散させる工夫が盛り込まれています。さらに、同社は自社内に大規模な実験施設を保有しており、実物大の住宅を使った振動実験を繰り返し行うことで、構造の弱点を洗い出し、改良を重ねていることが知られています。

実測データ

耐震実験

地震実験では、揺れの加速度各部材の損傷率などを細かく測定し、耐震性能が数値的に検証されています。結果として、XEVO構造は同クラスの他社製品と比較しても損傷率が低く、最大クラスの揺れを想定したシミュレーションでも、倒壊に至るリスクが極めて低いことが確認されているとの報告があります。

オーナーの声

実際にダイワハウスの耐震住宅に住むオーナーからは、「大きな地震を経験しても被害がほとんどなかった」という声が多く寄せられています。壁紙の一部に若干のひびが入った程度で構造に影響はなく、生活に支障をきたすレベルではなかったケースや、家具転倒防止などの二次対策と組み合わせることで、家族の無事が保たれた事例も。その安心感は、地震大国の日本で暮らすうえで大きな価値と言えるでしょう。

耐震等級3や制振・免震構造の特長を押さえることで、地震に強い家づくりのイメージがだいぶ具体的になってきます。もちろん、すべての住宅で免震や制振を導入する必要はありませんが、自分がどのレベルの安全性を求めるのかを明確にしたうえで、工法や予算、地盤条件などと照らし合わせて最適解を探ることが大切です。

次のセクションでは、熊本地震の被害を教訓に、地盤調査や基礎補強の重要性、さらに地元工務店の具体的な施工事例を見ながら、より実践的な耐震対策を検討していきましょう。

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熊本地震から学ぶ対策

地震被害

2016年に発生した熊本地震では、最大震度7を2度観測したことが大きな衝撃となりました。家族で暮らす住宅が倒壊・半壊といった甚大な被害に見舞われた例も少なくなく、あらためて地震対策の重要性が注目されるきっかけとなった地震です。ここでは熊本地震を振り返りながら、どのような住宅被害が目立ったのか、そして何が被害を軽減する鍵となるのかを整理します。また、具体的な地盤調査や基礎補強の方法を知ることで、実際の家づくりやリフォームに活かすヒントを探っていきましょう。

震度7を2度観測した熊本地震の教訓

住宅被害の特徴:倒壊・半壊の原因を振り返る

熊本地震では、前震(最大震度7)と本震(最大震度7)がわずか1日余りの間隔で発生し、多くの住宅が繰り返しの強い揺れにさらされました。特に旧耐震基準(1981年6月以前の建築)で建てられた木造住宅が大きく倒壊したほか、比較的新しい住宅でも地盤の緩い地域や傾斜地などでは被害が拡大したケースが見受けられます。

被害例を細かく分析すると、基礎の補強不足耐力壁の配置バランスの悪さ、さらには金物の不備などが原因で、建物全体の剛性を確保できていなかった住宅が多かったと報告されています。また、熊本特有の局所的な軟弱地盤や、活断層が集中している地域があったことも、大きな揺れを増幅させた要因の一つとされます。結果として、「建物だけでなく、敷地そのものの条件を含めた総合的な地震対策が重要」という教訓が浮かび上がりました。

適切な基礎補強・耐震補強の必要性

耐震補強

熊本地震の被害から学べる大きなポイントは、建物の土台である基礎構造体の耐震補強の質が家の被害度合いを左右するということです。いくら耐震等級の高い設計を採用していても、地盤や基礎が弱ければ住宅全体を支えきれない可能性が高まります。あるいは、築年数が経過した住宅が最新の耐震基準を満たさないまま放置されていれば、部分的に改修を進めるだけでも被害をかなり抑えられると指摘する専門家も少なくありません。

つまり、熊本地震を機に「自宅の基礎や構造体を見直す」「地盤調査をしっかり行う」という意識が広まりつつあり、リフォームやリノベーションのタイミングで耐震補強を行う人が増えているのです。次の節では、具体的にどのような地盤調査や基礎補強工法があるのかを詳しく見ていきます。

地盤調査・基礎補強

地盤調査

家を建てるうえで、地盤がどれほど安定しているかを把握するのは極めて大切なプロセスです。熊本のように活断層や火山活動の影響を受けやすい地域では、地盤自体が不均質だったり、表層の土質が軟らかいケースが見受けられます。ここでは、代表的な地盤調査の方法や、必要に応じて行われる地盤改良、そして基礎補強の具体的な手法を整理しましょう。

地盤調査の重要性

液状化イメージ

1.沈下や液状化を防ぐため

地盤が軟弱だと、建物を建てたあとで不同沈下(建物が傾いて沈む現象)や、大きな地震で液状化が発生して建物が傾斜・沈降するリスクが高まります。

2.スウェーデン式サウンディング試験

日本でよく使われる地盤調査法の一つです。ドリルを地面に回転させながら押し込み、地盤の硬さを測定。地耐力を評価して、改良工法の要否や基礎の種類を判断します。

3.地盤調査結果を基にした設計

調査データをもとに、表層改良や柱状改良、杭工法などを検討。敷地の性質や予算に合わせて最適な地盤補強を選ぶことで、地震時の建物倒壊リスクを大幅に低減できます。

地盤改良の種類(表層改良・柱状改良・鋼管杭など)

柱状改良

表層改良

軟弱地盤が浅い層に限られる場合、セメント系固化材などを混合して表面部分を補強する工法。コストが比較的抑えられるが、地盤の深い部分が軟弱な場合には不向き。

柱状改良

地盤を掘削しながらセメント系固化材を注入し、地中に杭状の固化体を形成する工法。表層より深い層でも対応可能で、日本の戸建て住宅で広く採用されている。

鋼管杭

鋼製の杭を地盤の支持層まで打ち込む工法。大規模建築や不安定な地盤に適しており、地震時の横揺れにも強い。ただしコストはやや高めになりやすい。

基礎補強の方法

布基礎

地盤がしっかりしていても、建物を支える基礎が十分に補強されていなければ安心できません。基礎の形状としては、布基礎ベタ基礎が一般的に知られており、どちらが適切かは地盤状況や施工コストなどを踏まえて判断されます。

布基礎

壁や柱の下だけにコンクリートの基礎を設ける工法。軽量な建物には有効だが、地盤が弱い場合には布基礎だけでは不安が残ることがある。

ベタ基礎

建物全体の床下に一面のコンクリート基礎を打設する工法。面で荷重を分散するため、地盤沈下や不同沈下を抑えやすい。ややコストは上がるが、最近ではベタ基礎が標準化しつつある。

さらに、既存住宅の耐震補強としては耐震マットの設置や、アンカーボルトの増し締めなどの手法も検討されます。これらは地盤改良や基礎工事ほど大掛かりではないため、リフォーム時に部分的に実施するケースも多いようです。

谷崎工務店の施工事例

補強工事

熊本地震で大きな被害を受けた地域では、地元の工務店が積極的に建て替えや補強工事を行ってきました。その中の一つが谷崎工務店。被災地での実績とノウハウを活かし、地震に強い家づくりを提案している事例が注目を集めています。

被災地での実績

谷崎工務店は、熊本地震後の復旧・再建に多く携わってきた工務店の一つで、倒壊・半壊した住宅の建て替えや、まだ住める状態だが不安が残る家の部分的な補強などを多数手がけています。被災地での経験を通じ、どのような地盤や構造が被害を拡大したのか、あるいはどうすれば被害を最小限に抑えられるのかを実地で学んできた点が大きな強みと言えるでしょう。

具体的な補強工法

耐震工事

筋交い増設

壁内部に斜め材(筋交い)を追加して、水平力に対する抵抗力を高める方法。

耐力壁追加

壁自体を耐力壁として再設計し、バランスよく配置することで建物全体の剛性をアップ。

接合部補強

柱や梁の接合部に金物を追加・強化し、揺れによるズレや破断を防止。

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長期的な安心のためのメンテ

メンテナンス

地震に強い家を建てるうえで、設計や施工段階の対策がいかに充実していても、完成後のメンテナンスを怠ってしまえば、やがて経年劣化による耐震性能の低下を招く可能性があります。これは、地震対策だけでなく家の寿命そのものに関わる問題です。柱や梁といった構造材、接合部分の金物、そして基礎周りなどが傷んでいけば、いざというときの耐震性を十分に発揮できなくなるでしょう。

そこで重要なのが、定期的な点検と早期補修を習慣化しておくこと。被害を拡大させる前に手を打つことで、家族の安全を守るだけでなく、大きな修繕費用の発生を抑えられる可能性があります。ここでは、耐震性能を長く保つために欠かせないメンテナンスの視点や、具体的な点検項目、さらに工務店の定期訪問サービスなどについて詳しく見ていきましょう。

定期的メンテナンスの必要性

構造材や金物、接合部が劣化すれば耐震性が落ちる

定期点検

家の骨格を支えているのは、柱や梁、土台などの構造材と、それらを固定・連結している金物やボルト類です。新築時に耐震等級が高い家でも、使用年数とともに木材が乾燥・収縮したり、湿気や虫害で一部が腐食したり、金物のサビや緩みが生じたりすると、地震に対する抵抗力が徐々に低下していきます。日常生活では気づきにくい部分だけに、定期的な専門家の点検が不可欠となるのです。

点検を習慣化し、早期補修により被害拡大を防ぐ

メンテナンスは何も大きな地震が来る前だけの話ではありません。小さな揺れや日常の荷重変化、経年劣化であっても、建物に少しずつダメージが蓄積していくからです。たとえば、屋根や外壁にできたわずかな亀裂を放置していると、そこから雨水が侵入し、構造材を腐食させるケースも。こうしたリスクを事前に発見し、最小限の補修で済ませるためにも、年に一度または数年に一度の点検をルーティン化することが望まれます。特に高い耐震性能を誇る住宅ほど、その性能を維持するための点検体制が組まれているかどうかが長期的な安心に直結します。

 構造材・金物点検

腐食

点検項目

1.柱や梁のひび割れ

乾燥によって生じる小さなクラックは経年変化の一種ですが、大きなひびや断続的に広がる亀裂は要注意。強度が低下している可能性があります。

2.接合金物の緩み、腐食

ボルトや金物が緩んだりサビたりすると、地震時に力をうまく伝えられず、構造全体の耐震性が損なわれるリスクが高まります。

3.腐朽やシロアリ被害

特に床下や土台まわりは湿気がこもりやすく、気づかぬうちに腐朽菌やシロアリの被害に遭っているケースがあり得ます。

長期優良住宅の点検義務

住宅イメージ

長期優良住宅の認定を受けた場合、定期的なメンテナンスが法的にも求められます。これは、良質な住宅ストックを増やすための国の施策で、メンテナンス計画に沿って指定された期間ごとに点検や補修を行わないと、認定が取り消される可能性もあります。耐震性能の維持だけでなく、税制優遇や住宅ローン減税などの恩恵を受け続けるためにも、定期的なメンテを軽視しないことが大切です。

水回りからの影響

見落としがちなポイントとして、給排水漏れが挙げられます。キッチンや浴室、洗面台などで水漏れが起こると、壁内部や床下へ浸水してしまい、結果的に土台や梁、柱を蝕んでしまうケースがあります。木材が長期間水分を吸収し続けると腐食が進行し、耐震性能を大きく損なうリスクがあるため、水回りの点検も重要な項目の一つです。

工務店の定期訪問サービス

定期訪問

建物の点検や補修を自分たちだけで完璧にこなすのは難しく、専門知識を要する部分も多いのが現実です。そこで頼りになるのが工務店やハウスメーカーの定期訪問サービス。ここでは、その仕組みとメリットを具体的に説明します。

地元工務店の強み

大手ハウスメーカーにも独自の保証制度や定期点検プログラムがありますが、地元の工務店にはそれならではのメリットがあります。何かあったときにすぐ駆けつけられる距離感や、地域の気候・地盤特性を熟知している点は大きいでしょう。熊本のように地震や豪雨が多い地域では、迅速な対応が家族の安心に直結する場面が少なくありません。

点検頻度と費用

一般的には、年1回または数年に一度のペースで点検を行うプランが多い傾向です。点検項目は前述のように構造材や金物、外壁・屋根の状態など多岐にわたり、補修が必要な箇所が見つかれば工賃や部材費が発生します。ただし、軽微な補修であれば点検時にすぐ対応してもらえるケースもあり、大がかりな修繕に発展する前に食い止められるメリットが大きいでしょう。費用を分散させるために、修繕費を積み立てる制度を工務店側が用意していることもあります。

顧客満足度

顧客満足度

定期訪問を受けている施主からは、「状態を定期的に確認してもらえるので安心」という声が多く聞かれます。特に高断熱・高気密住宅や耐震等級が高い家ほど、その性能を長く維持するためのチェックが欠かせません。定期的に不安要素を洗い出し、早期に手を打てる体制が整っていると、家族の安心感や快適性が高まり、結果として家づくりの満足度につながるのです。

一度建てた家の耐震性能を長期間にわたってキープするためには、定期的な点検と早めの補修が欠かせません。経年劣化は自然なプロセスであり、全く避けることはできませんが、手当てが早ければ早いほどコストを抑えられ、被害範囲の拡大を食い止められます。地元工務店が提供する定期訪問サービスを上手に利用すれば、地震対策の面でも長期的な安心感を手に入れやすいはず。

次のセクションでは、本記事の総括として「耐震住宅づくりのポイント」を整理し、読者へ具体的なアクションを促すまとめを行います。どのように施工会社やプランを選ぶべきか、耐震等級や基礎補強、メンテナンスまで、今一度振り返っていただければ幸いです。

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まとめ

まとめ

地震に強い家を考えるうえで、耐震等級・制振・免震の違いや地盤・基礎補強の重要性、さらに定期メンテナンスの必要性までを総合的に理解することが大切です。熊本地震のような大規模災害から得られた教訓は、地元工務店や大手ハウスメーカーの施工実績に多く活かされており、家づくりの参考になる事例が豊富にあります。

今後、家を建てる・リフォームする際には、まず資料請求や完成見学会で実際の耐震構造や補強方法を確認し、地盤調査長期保証制度などを含めて検討するのがおすすめです。あわせて、地震保険の割引補助金制度についてもチェックし、コスト面でのメリットを活かしましょう。

最後に、完成後も定期的なメンテナンスを行い、長期にわたって安全・安心な住環境を維持して、家族を守るための備えを万全に整えてください。

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