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家づくりの手引き

平屋が人気の理由とは?熊本の事例を紹介

公開:2024.06.28 更新:2024.07.17
平屋が人気の理由とは?熊本の事例を紹介

平屋とは1階建ての住まいのことで、近年デザイナーズハウスとして人気が増加しています。人気の理由はライフスタイルの変化や家族間のコミュニケーション向上、間取りの自由度の高さ、高齢者や子どもに安全な点、メンテナンス費用の低さです。

ただし、広い土地が必要で日当たりが悪くなる可能性や建築費用が割高なデメリットもあります。

平屋はどんな家?平屋が人気の理由

平屋とは、階層が1階層の住まいのことです。このスタイルは、日本の伝統的な家屋の一形態で、近年ではデザイナーズハウスとしても注目を集めています。

国土交通省の「建築着工統計調査」によると、2012年の平屋の建築割合は約6.8%でした。しかし、その後、徐々に増加し、2019年には約10.6%、さらに2022年には約13.5%に増加しました。平屋の割合は、10年間で約2倍に増加した計算になります。

出典元:国土交通省「建築着工統計調査」

◇平屋が人気の理由とは?

平屋の人気が高まった主な理由は、次の2つです。

ライフスタイルの変化

平屋の人気が高まっているひとつ目の理由としては、ライフスタイルの変化により、単身世帯や夫婦二人世帯、一人親世帯、そして高齢者世帯が増加していることが挙げられます。

これらの世帯は家族の人数が少なくなっており、部屋数の多い2階建てや3階建ての住まいが必要なくなりました。

また、都市部では土地の高騰により、コンパクトで使いやすい平屋が選ばれる傾向が強まっています。

コミュニケーションが取りやすい

共働きが増え、家族のコミュニケーション不足が問題となっています。平屋では生活がワンフロアで完結するため、家族が顔を合わせる機会が増え、お互いの様子が把握しやすいのも特徴です。

玄関の近くに階段がなく、自然と子どもが家族とのコミュニケーションを取る機会が増えるため、家族間のコミュニケーションが円滑になる効果が期待できます。

平屋のメリットとは?

平屋は、間取りの自由度が高い、高齢者や子どもも安心して生活できるなどのメリットがあります。建物の高さが低く外壁の面積も少ないため、メンテナンスを安く抑えられるのも利点です。

◇間取りの自由度が高い

2階建ての住まいは、上階からの荷重による制限を受けます。一方、平屋は、上階の重みを支える柱が少なくて済むため、間取りの自由度が高まります。

例えば、LDKなどの大部屋の柱の数を減らし、広々とした開放的な空間を実現することが可能です。

◇高齢者や子どもも安心

階段のない平屋では、踏み外しによる落下事故の心配がありません。1階のみの生活となるため、身体機能が低下した高齢者の負担も軽減されます。

生活動線がシンプルで、すべての移動が水平方向のため、子育て世代にとっては、家事をしながら子どもの様子を見守れる安心感があるのもメリットです。

◇メンテナンス費用が抑えられる

木造住宅は、定期的に屋根と外壁のメンテナンスが必要です。2階建ての住まいは足場が必要ですが、平屋の住まいは高さがないため、足場の費用が半額、場合によっては不要になります。

壁の面積も少ないため外壁塗装費用も安くなり、長期的に見て大きなコスト削減が可能です。

平屋のデメリットとは?

平屋住宅は複数のメリットがある一方で、建てるのに広い土地が必要、日当たりが悪くなる可能性があるなどのデメリットもあります。建築費用も割高になるため、デメリットを把握したうえで、平屋住宅を建てるか検討することが重要です。

◇広い土地が必要

平屋住宅は2階部分がないため、すべての部屋と設備をひとつのフロアに配置しなくてはいけません。

また、用途地域や土地条件によっては、建ぺい率が設けられています。建ぺい率とは、敷地面積に対する建物の面積の割合のことです。

例えば、建ぺい率が50%であれば、建物の面積は敷地面積の半分以下にする必要があります。そのため、理想とする住まいの広さを確保するには、平屋住宅は2階建ての住まいより広い敷地が必要です。

◇日当たりが悪くなる可能性がある

2階建ての住まいが多いエリアでは、周りの住宅が光を遮り、日当たりが悪くなる可能性があります。特に建物の中央に位置する部屋は、日当たりが悪くなる可能性があるため、注意が必要です。

日当たりが悪いと部屋が暗くなってしまうため、平屋を建てる際は採光を確保することが重要なポイントです。平屋を建てるためには、周囲の環境や日照条件を事前に確認しておきましょう。

◇コストがかかる

一見、2階建てより建築費用が安く見える平屋は、一般的には割高とされています。その理由は、同規模の2階建てに比べて、平屋は屋根面積や基礎面積が大きくなるためです。建築費用は、一般的に2階建てよりも1~2割ほど高くなります。

また、平屋は2階建てよりも広い敷地を必要とするため、土地の評価額が高くなり、固定資産税も高くなる傾向にあります。

平屋の建築事例を紹介

理想の住まいを建てるためには、いろんな建築事例を参考にして、暮らしのイメージを膨らませることも大切です。こちらでは、熊本県で平屋の注文住宅をご検討中の方のために、建築事例を2つご紹介いたします。

◇湯布院風の庭がある平屋

事例

画像出典:シアーズホーム

Sさんの住まいは、木目を生かした和モダンの平屋です。ご主人の希望で作られた湯布院風の庭は、建物との統一感があり家の魅力の一部になっています。リビングは吹き抜けがあり、光が差し込む明るい空間です。

作業動線を考慮し、キッチン、ランドリールーム、クローゼットを一箇所にまとめました。以前住んでいた家は冬が特に寒く、洗面所に行くのも部屋から出るのも億劫だったそうですが、高断熱の住まいになり今は床暖房がなくても暖かく過ごせているそうです。

◇セカンドライフを楽しむ平屋

事例

画像出典:一条工務店

Kさんは50代になり、将来を考えて古くなった自宅を建て替えることを決断しました。住まいのテーマは「これからの人生を楽しむ家」です。住まいの快適性と家事の効率化を考慮し、平屋を希望しました。

ご主人は車とバイクが趣味で、奥さまは海外旅行が大好きです。ご主人が趣味を楽しめるように、家の西側にガレージを併設し、キッチン横に書斎を配置することで、ガレージへのアクセスをスムーズにしました。

内装は、奥さまの思い出の地、ヨーロッパがテーマです。収納を充実させてスッキリとした空間を演出し、ハイセンスの家具やグッズが引き立つ設計になっています。

ふたりの趣味を意識した間取りと内装で、セカンドライフを存分に楽しめる平屋が完成しました。


平屋は1階層の住まいで、近年デザイナーズハウスとして人気が増しています。国土交通省の調査によると、平屋の建築割合は2012年の約6.8%から2022年には約13.5%に増加しました。

平屋の人気の理由は、ライフスタイルの変化や家族間のコミュニケーションの向上です。間取りの自由度が高く、高齢者や子どもに安全で、メンテナンス費用も抑えられます。

しかし、広い土地が必要で日当たりが悪くなる可能性があり、建築費用も割高です。建築を検討する際はデメリットも考慮することが重要です。